味ぽん

先日のツイッターネタ。

この2つね。




質問を明確化する、ということについて、もう少し解説を入れたかったのだけど、
ツイッターの文字数ではちょっと難しいかな、と思ったので、ブログ記事にしてみようかと。
今日はちょっと長いです。


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ここでいう「質問の明確化」とは、主にカードとのやり取りについて、を指しています。
つまりはスプレッドですね。

こういう事を言うのもなんですが、占いの現場においては、質問者が「正しい事」を言っているとは限りません。
なぜなら、みんな、それぞれの主観で物事を見ているから。
本人には本人の、他者には他者の、それぞれ違う「正しさ」があって、そのフィルターがかかっているものです。

なので、質問者の視野だけで「質問を明確化」(この場合はお題の決め方を指してます)してしまうと、埋まっている地雷を見つける事が難しくなります。
片や、タロットは、もっと広い全体的な視野で現状をそのまま映し出してきます。
結果、出てきたカードにまったく関連性が読み取れず、「どういうことなの!?解釈できないよ!!」となってしまうのです。


タロットはそもそも「解釈」をしようとすればするほど、道が逸れていくものだと、色んな師匠たちにも言われました。
なぜなら「解釈」は、読み人の「主観」になってしまうからです。

「解釈」するのではなく、出てきたカードをそのまま読めばいい。
それなのに分からなくなる、というのは、恐らく、カードとのコミュニケーションを主体的に取っていないからなんじゃないかと思うのです。
タロットや、そのスプレッドに対して、すべて受け身でいると混乱してしまいます。

いやいやいや、タロットは受け身でしょ、って言われちゃうかもしれませんが(笑)。


ここで言う「受け身」とは、ルールに対して受け身という意味です。
ケルト十字はこういう順番で、ここがこの意味で、ここはこの意味で、このカードはここに出るとこういった意味で、、、みたいな。
でもそれって「型」であって、「絶対的なルール」ではないと思うんですよね。

「型」は、カードに対して、
「私はこの順番で出るものをこのように受け取りますので、それが私に伝わるように出してください」というコミュニケーションの約束事であって、
「そのように出ると決まってるのだから、それに従って解釈しなければならないもの」ではないと思う。

例えるなら、、、
自動翻訳機を介して誰かと会話をするとして、こっちは「日本語」のつもりなのに、相手は「英語」のつもりでやりとりしてた。
こっちは「日本語だよ!っていうか取説には日本語って書いてあるじゃんか!」って怒るかもしれないけど、相手からしたら「そっちの勝手な取説なんか知るかよ。最初にちゃんと設定決めなきゃわかんねーよ!」みたいな感じ。
取説=占いの本、相手=タロット、と置き換えて読んでみてください。
だって実際、書いてる人によって、本の内容って違ったりしますよね?


大事なのは、「私はこのルールに従って求めます」という主体性。


そう考えると、スプレッドっていうもの自体も、実はどうでもよいんじゃないかな、とさえ思えるのです。
歴史的な事とか不勉強なので、んなこたぁねえよ!(怒)ってご意見があったらすみません(^^;)。

ただ、伊泉龍一先生が講座で、
ああゆうスプレッドは、黄金の夜明け団が本当の流儀は外には出せないから、テキトーにそれらしいものを作って公開しただけのものだよ、
というようなことを仰っていたのを聞いて、
なんか、私の中ではそう腑に落ちたんですよね。

だからといってじゃぁスプレッドなんて意味がないかというと、そういうことではなくて、
「型」にはそれが作られるまでに洗練されてきたがゆえに便利な部分があると思うのです。

だったら使った方が楽だし、もしかしたら私の知らない様々な法則があって、実はそれに助けられていることもあるのかもしれませんしね。

ただ、「スプレッドのルールがこうだから、こう読まなきゃいけない」だと、要求してるのはこっちなのに、主体性がない。
だから、なんでここにこのカードが出てきてるの?ここにはこういった意味のものが出るはずなのに、これじゃ解釈できないよ。。。って陥りがち。(特に小アルカナのコートカードとかね)


大事なのは、「私はこのルールに従って求めます」という主体性。(2回目)


仕事とかとも同じだと思うんですよね。
本来なら○○という目的のために決めたルール(手段)なのに、いつの間にかそのルールを守ること自体が目的化してしまって、その元の意図が分からなくなって、結果、応用が利かなくなっていく、、、
という、手段が目的化しちゃってるようなあれ。

カード(の向こう側の存在)に対して、こういう順番で啓示してください、というコミュニケーションさえ取れていれば、実はどのようにだって応用できる。

なので、「質問を明確化する」というのは、「カードとのコミュニケーションの方法を明確化する」、という事なんですよってことが言いたかった訳です。


余談。

タロットで最初に何枚か捨てる作業をしますよね。
捨てないとか、6枚とか、数秘的な何かで決めるとか、直感で決めるとか、色々あって、これも初心者が「どれが正しいの?」に陥るポイントですが、
中野トナカイの桜田ケイ先生は、いつぞやこのように持論を教えてくださいました。

「僕はあれはあれですね、検尿のとき、最初の部分は捨てるじゃないですか。ああいう感じです。」


主体性があって素晴らしいと思います!(笑)




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